ミロ・アートラボのVisionやフィロソフィーをお伝えします
私たちについて
About Us
課題のないアートラボ
(美術共育実験室)です
自分で決めて自分でつくります
私たちのラボでは、大きなひとが考えて決めて小さいひとにやらせることをやめています。いわゆる「課題」や「カリキュラム」といったものがありません。
小さいそうぞうびとは、自分とお話して、「してみたい!」と心に浮かんだことを「自分のプロジェクト」として決めて取り組みます。自分がすると決めたものを表現する「素材」を自分で選び、「どうしたいかな」と考えて、表現の方法を自分で決めて試します。
自分の中に湧き上がる自分なりの答えを探すことは簡単ではありません。ラボに通うひとたちは、常に短絡的なわかりやすさを手放すミロアートラボのアプローチにふれ、ご自身の心を動かし、頭で考え、自分の手を動かして、何かしらを世界へと現す=藝術する環境に身をおくことになります。
どの人も常に内省を繰り返し悩みます。1回でうまくいくことは少なく、幾通りもの「うまくいかない(予想とは違う)方法」と出会います。
簡単ではなく大変なことだと思います。しかし、どのひとも言います。
「これをしなさい、それはだめって大人に決められるのはつまんない。
自分がどうしたいかって考えるのはすごい難しいけど楽しい」
そう言って手を動かすひとたちを心底から尊敬します。
時には、仲間を集っての大きなプロジェクトから、アートフェアやイベントがつくられることもあります。自らの活動のすべてを、いつだって小さいひとが主体となって行います。
先生はいません。
それぞれの創造航海に伴走する
創造性共育士=クルーがいます。
つくりだす創造性、みる鑑賞力、
選ぶ審美眼の育ちを支えます。
創造活動は行為のプロセスです。その行為の先に表現につながる何かがあるかもしれません。
その創造の航海に伴走し、「こうしてみたい」を実現させていく航路に伴走するのがクルーと呼ばれる大きなひと=創造性共育士です。
私たちのラボでは、大人が持っているひとつの正解(と思い込んでいるもの)を小さいひとに"教える "ということをやめて、そのひとの内側からの放ちを聴くこと、表出を受け止めること、問いをたてて対話することを一貫して大切にしています。
ミロアートラボ独自の「きく、みる、うけとる」アプローチにより、そのひとの創造力、作品を見る鑑賞力、そして審美眼の育ちに寄り添います。
「どうしたい?」の問いから
全てがはじまります
鑑賞と観察、創作活動の中での、対話と信じて待って支えるオリジナルアプローチで【藝術=liberal arts力】をひらきます
私たちのラボでは、つくる行為と同じくらい鑑賞し対話することを重要視しています。セッションの終わりには、誰かの作品を鑑賞して対話します。
美術図画工作活動は、上手な絵を描けるようにさせたり芸術家を育てるためにあるのではないと私たちミロアートラボは考えています。それらは、自分の感性で世界を見つめるまなざしを手に入れ思考し育つ「藝術=liberal arts力」の感度を携えるためにあると思っています。
私たちは、そのひとの創造性が豊かにひらき、感性の彩りを十全に響かせ合い、アートを愛好する心持ちを育て、美術文化についての理解を深めることに貢献していきます。
自らの心を動かし頭で考え自分の手を使ってつくり出せる
【そうぞう力あふれる自分】と出会い
感性の彩りを響かせ合う空間です