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2010年、東京港区のアパートの1室で私たち【美術共育実験室miro Art lab】は産声を上げました。
代表のミロが2001年にワタリウム美術館で出会った【レッジョエミリア こどもたちの100の言葉展】。小さいひとへの教育アプローチがなぜ美術展にと疑問だったこの展示。その藝術的アプローチにノックアウトされ、より深く学びたいと、同美術館のアトリエリスタ養成講座に参加。のちどうしても現地を見たくなり、2012年の春レッジョエミリア市のRemidaDay開催に合わせて単身レッジョの地を訪ねます。
今からちょうど10年前のことですが、レッジョエミリアで見た、小さいひとの言葉とふるまいをそのまま受け止める哲学は、今でも色鮮やかに私たちのラボの理念の根底にその音色を優しく柔らかく響かせて、ラボの時空を寿いでいます。
課題もない、評価しない、作品をつくらせることよりそのひとの声を聞くことを大切にする私たちのラボ。
大人は先生ではなく、創造航海に伴走するクルーとして、小さいひとに寄り添います。
私たちのラボは、今ではクルー15人そして定期通室してくれている小さいそうぞうびとは80名に、メルマガを受け取ってくださる会員さんは500名を超えました。
私たちは、今もただ「ありのままの自分を表現したい」全てのひとのための空間として、ラボの扉をひらいています。
私たちは、目の前のひとが、テストのためではなく自分のための「何らかの答え」を自分の頭を使って考え、心を動かして育くみ、そしてその手を使って表現することを支えています。
アートは、そのひとの思考が感性が育ちひらく過程のみちゆきだと私たちミロアートラボは捉えています。
目の前のひとの創造性を信じ待って支えることで、かれらの命の悦びがひらき、その感性の彩りが互いに響き合い育つ、その育ちをこのラボの空間でしっかりと見届けていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
2022 9月
美術共育実験室 miro Art lab ミロアートラボ ミロとクルー一同
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